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2010年5月19日 (水)

阿部さんと熱目魚(韓国の釣りその3)

 ちょっと間が空きましたが、Img_1601

 韓国のTV番組グレートフィッシングのヤマメ釣り取材がおわり、ソウルへ戻る途中で、釣り専門家である韓国ダイワの阿部孝一社長が、「熱目魚を釣りに行こう。」と提案してくれたので、わずかな時間でしたが、その川に寄ってみることにしました。
ところで熱目魚って何でしょう?
熱目魚と書いてヨルモゴと発音し、日本にはいないのですがコクチマスと呼ばれるアジア大陸原産のサケ科魚類です。
学名はBlachymystax lenok(ブラキミスタックス レノック)

レノックと呼ばれている魚です。

この魚が韓国にいることの知識はありましたが、サケ科魚類の研究家としては、ノーマークでした。見たことはありません。

そこでぜひ、ひとめ見てみたいと思っていました。

洛東江(ナクドンガン)という釜山で海に流れ込む川の上流に、安東湖(アンドンホ)という湖があり、そこに流れ込む川の上流で釣りをしました。

川原が広かったので、ウエイダーを履かずにルアーを投げると、一投目からすぐにチェイス。その姿は「コクチマスだ。」とひとめでわかるシェイプでした。その魚30cmほどのサイズでした。なぜ見たこともないコクチマスの姿が、、と思われるでしょうけれど、3年ほど前にモンゴルに魚類調査に行ったときにたくさん釣った経験があるのです。

阿部さんはすぐにミャク釣りの準備に取り掛かります。 その場所のチェイスは一回だけ。ウエイダーを履いていないので、広い範囲を釣ることは出来ず、私は休憩し、阿部さんの釣りの見学に。
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五十川と違い水生昆虫も少なく、なかなかエサが取れませんでしたが、、、。

阿部さんはすぐにヒット!さすがです。ダイワのSVFカーボンロッド「遥」が気持ちよいほどしなっています。大物なのでしょう。真剣にやりとりする阿部さん。魚が水面に浮き、一瞬「ウグイ?」とふらりとも思いましたが、黒点があったのですぐにコクチマスだと分かりました。
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玉網に収まったその姿、まぎれもないコクチマス、レノック、ヨルモゴでした。

サイズはなんと46cm、そして阿部さん初のヨルモゴなのでした。

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いるじゃん!

私も渓流竿を借りてエサ釣りをしましたが、その後釣れるのはコイ科のアブラハヤとカワムツのみでした。

時間があったらゆっくりとこの川を攻めたいところでしたが、この日は時間がなく、わずか2時間ほどの探釣で終わり、ソウルへ戻りました。

その夜、日本人観光客はまず来ないというソウルの居酒屋風レストランに連れて行ってもらって、ここで初めて韓国風のお町の料理をいただきました。左右の韓国人のサラリーマンやOL風の方ともお話をしましたが、以外にも英語が全く通じないことに驚きました。
だって、韓国の人は受験戦争が凄くて、社会人になるまで趣味も持たずに勉強一筋だと聞いていたものですから、、、。私は釣りで英語を少し覚えた程度でしたけどね。

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全席喫煙って感じでした。

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マッコリ?飲んでみました。

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 翌朝、ダイワ韓国の本社を訪問しました。そこには昨日までの釣り師ではなく、スーツを着た社長の阿部さんの姿がありました。

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 本人に伺いましたが、新潟の魚野川のほとりで育ち、ものごごろ付いたころには潜ったり、網で捕ったりして魚採取三昧、33種取ったそうです。 ダイワ精工に入社し、本社で労働組合の委員長をこなし、広告宣伝の仕事をして、全国を飛び回り、そして今、韓国市場に切り込んでいるスーパーフィッシングビジネスマンです。

釣りのプロっていう表現は釣りを趣味にしている人が憧れる職業ですが、いわゆるバスプロとは違う阿部さんのようなプロに憧れ、見習う若者が増えれば、日本の釣り業界もより活性化するのではないでしょうか?

 お話を聞いているとダイワという企業に勤めながら阿部さんほど「魚と釣り」人生を楽しんでいる方も少ないのではないかと思いました。
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アフターサービスも充実した韓国ダイワです。

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こちらの女性はお二人とも係長。アユ釣りも女性だけで行っちゃうという素敵なフィッシングウィメンです。

 帰国後、高校のゼミ準備にあたふたしている頃、「休日にフローターでバス釣りに行き20尾ほど釣りました。バイトは30回ぐらい。韓国のバスも楽しいですよ。」とメールをいただきました。
 アユや渓流だけでなく、ルアーにも積極的にチャレンジしている釣り専門家の阿部さん。この他、エギやタイラバ、ジギングなど海の新開拓もされているようです。

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 会社では韓国美人のスタッフに囲まれ、幸せそうに仕事をなさっていました。

今回は招待していただき、本当に感謝しています。

 日本では、「グレートフィッシング」の放送は見られないので、放送後送っていただけるという、DVDを楽しみにしています。

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