本文へジャンプします。




« 木曽のイワナ釣りセミナー7月25〜26日 | トップページ | 平成の名作スプーン BUX »

2015年6月24日 (水)

フィッシングカレッジレポート  2015年6月8日

ちょっと遅くなりましたが、先日のフィッシングカレッジのレポートです。

環境に配慮した釣りエサとは 魚の食欲の秘密

海洋環境学科2年 石川 新

今回でフィッシングカレッジは103回目となりました。

最初に奥山先生が源流でのヤマトイワナ釣りについて語られました。ヤマトイワナは、深山の人が立ち入らないような細い沢で、生き延びることができるため、一時釣れなくなっても、その後釣り人が立ち入らないうちに、上流から加入して再び釣れるようになると語られました。また、イワナの繁殖について卵の大きさは、魚体の大きさに関係なく一定で、卵の数が大きさによって異なるというお話もされました。

今回は釣りエサの製造で有名なマルキューの、長岡寛さんに講義していただきました。  はじめに、釣りに必要なものは何かということを、来場者に問いかけました。運、お金といった答えも出ましたが、針、糸、そしてエサが釣りを成立させる条件だと話されました。

そんな釣りにおいて重要なエサですが、良いエサと一口に言っても様々な捉え方があります。魚が良く釣れるエサ、釣り人が使いやすいエサ、安定供給できるエサ、そして環境に優しいエサ。この、環境に優しいエサについて、撒き餌とプラスティクワームの話をされました。

撒き餌については、釣り人の撒き餌によって海が汚染されることを懸念した自治体が、規制を行ってきました。それに対し、長岡さんと奥山先生が三宅島で行った調査を基に、徐々に解禁が進んでいるそうです。

プラスチックワームについては、魚がワームを食べた際に、胃袋にワームの可塑剤が取りこまれてしまうそうです。そのため、発ガン性のある可塑剤を最小限に抑える必要があります。そして、マルキューが開発した生分解ワームについて説明されました。この、可塑剤の問題に対応しているだけでなく、生エサとハードルアーの良いところをとった水分量など、釣りやすくする工夫も多くこらしているそうです。

 今回の講義で印象に残ったのは、ワームの可塑剤対策は、マルキューだけでなく釣り餌業界全社が取り組むべきだということです。自社の利益のためだけでなく、釣り場環境全体のことを考える姿勢が伝わりました。

|

フィッシング・カレッジ」カテゴリの記事