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2017年4月14日 (金)

中禅寺湖のスライドスプーン

スプーンはどんどん進化している。

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4月9日()、解禁したばかりの中禅寺湖に行ってきました。


この湖にはレイクトラウト(レイクチャー)という湖型のイワナがいます。

 原産地は北米アラスカや、カナダの山奥です。わが国に移植されたのは約50年前、約6200尾が中禅寺湖に試験放流されました。現在ではこの湖にしか生息していません。寿命が長く50年生きると言われているので最初に放流した魚がまだ生きている可能性もあります。

 以前はなかなか釣れずに希少価値の高い魚でした。その後自然繁殖魚も増え、最近では、特に東関東大震災後は原発事故による影響で、持ち帰りが禁止になったため、さらにその生息数は増えているようです。

 

 私たちは3年前、ボートからのフライフィッシングでレイクトラウトを満喫しました。今まで釣れなかった魚が1日5尾もヒットして驚きました。

 

 

それに加え釣り具、釣り方が進化したため、今では狙って釣れる魚になりました。

 

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 その釣り方がスライドスライドスプーン釣法です。ルアーは投げてリールを巻くと引っ張られて動きます。その動きで魚が騙されて食いつくわけですが、スライド釣法は、引いた後、止めた時にスプーンが斜め横に回転しながら沈んでいく時にヒットを得るという釣り方です。

 今回はこの釣り方の第一人者、群馬県の阿部博和・広美さん夫婦と一緒に釣りをしました。同行者は私の20数年来の友人、岡部保夫さんです。

 阿部夫婦は海や川のルアー&フライの経験が豊富ですが、ここ何年かは「週末は中禅寺にいます。」と言うほど毎週末この湖にいます。

 当然変わりゆくあるポイントも熟知しています。

 それを活かしスライドスプーンのMTレイクスを開発し、レイクトラウトを釣れる魚に変えました。ジギングのように沈んでいくルアーに魚が反応することに着目したわけです。

 広美さんも凄腕で、時にはご主人よりもヒット率を上げ、かの文豪開高健が言う所の「なぜか女によく掛かる。」のなぜを、上手だからと理由付けた女性です。彼女は昨年93cmというモンスターをヒットさせ、リリースしています。こんな大物釣ったことがある男性もほとんどいないのではないでしょうか?

 中禅寺湖のルアー岸釣りでコンスタントにヒットさせている女性の存在がどれだけ素晴らしいかは、一度でも中禅寺湖を経験したことのある方ならお分りいただけると思います。

 

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 阿部さんは私の友人に紹介していただきました。スプーンフィッシングの重鎮の福田紀之さんからです。彼はアングラーズシステムというルアーメーカーの代表をしていて、多摩川ではスーパーヒットルアーのバックスというスプーンを開発しました。本当はビッグトラウト用なんですけどね。北海道でカラフトマスを爆釣した時からのファンなんです。

 バックスについて語ると長くなるのでまた別の機会にしますが、その福田さんと2016年の11月、しらこばと公園でのフィッシング祭りの際にお茶している時に「誰か中禅寺湖を案内してくれる人いないかな。」ってお願いしたら、即答で「いい奴がいるよ。」と会わせていただいたのがのが阿部さんでした。

 

 

 当日は曇り空の中、午前5時ごろから釣りを開始、最初にヒットしたのは岡部さんでした。ルアーはMTレイクスの19gでした。

 その後小型ではありますが、阿部さんも私にもヒット。あれ、こんな可愛いレイクトラウトがいるんですね。というほどで、

尺イワナならぬ尺レイクでした。


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 遅れて広美さんにも。続いて連発でのヒットも楽しみました。

釣れた魚が小さかったので苦笑いでしたが、それでも以前はなかなか釣れなかったレイクトラウトです。

 岡部さんはこれまで何回も通って1尾しか釣ったことがないのに、この日いきなり4尾キャッチしました。私も尺レイクを3尾釣りました。


 朝9時の時点ですでにキャッチは4人で12尾。阿部さんは他の場所で釣れていない仲間たちを呼んで、ここにいるから、とアドバイスしていました。

 私たちもさらなる1尾をというよりは、貴重な魚をすでに何尾か釣ったという余裕の笑顔。湖畔にてコーヒータイムを楽しみました。

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 そのあとは風が強くなり、ホテルのロビーでマス談義。彼の仲間たちも風でめげて集まってきました。

その中には「サケマスイワナのわかる本」の読者もいて嬉しかったです。

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阿部さんから聞いたスライドスプーンのテクニックなどを私なりに要約すると、

 

「リーリングして泳がせているスプーンにも反応するが、それよりリーリングを止めた時に横回転しながら斜めに沈んでいく動きに反応しやすい。そのために沈む時にいい動きをするスプーンをデザインした。それはMTレイクス。」

 

 ボートからのシーバスのジギングを経験した方なら、あの沈んでいくときのコツン、ギューンというあのアタリの感じです。

 これを岸から投げて、深く沈めて、着底と同時にシャクって止めるのを5〜6回繰り返すのです。それが終わったら一気に巻き上げ。そうしないと手前で根掛かりします。

 遠投、シャクリ、そしてこのアタリを取りやすくするためにオリジナルロッドも彼は開発していました。ロデオクラフトのブラックウルフという9フィート3インチのロッド。

 また私は借りて使わせていただいただけですが、コツンというアタリが取りやすかったです。カワハギザオのように先端がククンと入り、アタリがわかりました。

 何よりも魅力を感じたのは、何回か巻いて止めて、沈めている時に、」着底がよくわかったほどです。

 私はロッドをたくさん持っているので、これ以上必要ないと思っていましたが、それでも欲しいと、感じるロッドでした。

ロッドの名前は「999.9ブラックウルフ93H-TRZ」です。リールはシマノのステラが最高ですが、ストラディックから上位機種ならハガネボディなので壊れにくいと言ってました。

 繰り返しますが、陸っぱりのジギングのような釣りですから、リールに負荷は掛かりますよ。

 

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詳しく知りたい方は、私よりも詳しく書いている方々がたくさんいるので「スライドスプーン」で検索してお読みください。

 

「この釣り方の進化で、誰にでも次の一投目でモンスターがヒットする可能性が増えた。」どうせ釣れないだろう、の釣りが行けば釣れるかも。に変わったことを認識しました。

 

 

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日本ではここだけの魚、故に大切にしたい。試験放流で繁殖した魚ですから、中禅寺湖が試験的に湖として受け入れられれば外来魚扱いする必要もないでしょう。

私はこの湖でもラバーネットを推奨します。


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