本文へジャンプします。




« 奥山文弥です。(トップに固定のページです) | トップページ | 脳のトレーニングになる釣りイベント行います。 »

2018年3月12日 (月)

日本記録、世界記録を狙うためのライン

釣りにもギネス同様、記録を残す認定する団体があります。

Img_0512

奥山情報、仲間を作りたい方の
メルマガ登録はこちらから

 

 大きな魚、記念すべき魚、綺麗な魚、感動した魚を釣った時、写真を撮って記録に残すことはほとんどの人が行っていると思います。

 メジャーを当てて証明する人もいれば、カッコよく写真さえ撮れればいいという人もいます。

 釣った魚を殺さずに水に返すキャッチ&リリースなら写真は一番いい方法ですね。

 しかし本当に大物を釣った時、魚拓にとったり、剥製にしたりするのも釣り人の文化です。

Img_4364

 剥製はリアルすぎてという方は、プラスティックのレプリカなども作れるようになっています。

 

Img_4362

こういった記録や思い出は個人的なものですが、公式に記録を残しておくこともできます。

 

せっかく釣れた大物ですからそれを文化として継承していくことは大切なことだと思います。

 

釣りのギネス的記録

そういう考え方から釣りのギネスともいうべき世界記録を認定する団体があるのです。

 

国際ゲームフィッシュ教会(International Game Fish Association)通称IGFA(アイジーエフエー)と呼ばれています。

 

この団体はフロリダに本部を持ち、かのヘミングウエイも理事を務めていたという質実ともに釣りや魚に関する保護、教育、啓蒙活動をしています。その中の一つが釣魚の世界記録認定なのです。

Img_4988

日本ではNPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会、通称JGFA(ジェイジーエフエー)が日本記録の審査を行なっています。

 

釣魚は人と魚がフェアに戦って釣ったものでないといけないというポリシーから、釣りにルールを設けています。そのルールで釣った魚を認定しているのです。

 

簡単に説明すると、魚とは一人で闘わなくてはならない。不当に釣具を釣り人の有利なものにしてはいけないとということです。

つまりファイト中に手伝ってもらったり、竿掛けは使ってはいけないとかいうルールブックを読んでみれば、当たり前のルールですから難しいことはありません。

 ただし取り込みの際にはリーダーをつかんだりネットに入れてもらったりする事はOKです。

 気にするべきはリーダーの長さとフックの配列ぐらいでしょうか?

 

すべての魚種で1ポンド(453g)以上あれば申請できます。残念ながらオイカワのような最大でも453gにならないような小魚に関しては申請できません。

 あとはラインクラスといって、格闘スポーツでいえば重量級みたいなものがあります。特にメジャーな魚に設定されていて、魚の最大重量に合わせて1kgクラス、2kgクラス、と最大で60kgクラスまでのジャンルに分かれています。

 認定する魚がマグロやカジキ、サメにまで及びますからそういう太いラインまであるんです。

 淡水魚は、コイや、アカメ、イトウ以外の魚はすべて最大で10kgクラスまでです。

 

ラインクラスの説明

 

ラインクラスは1kg(2ポンド)、2kg(4ポンド)、3kg(6ポンド)、4kg(8ポンド)、6kg(12ポンド)、8kg(16ポンド)、10kg(20ポンド)、15kg(30ポンド)、24kg(50ポンド)、37kg(80ポンド)、60kg(130ポンド)があります。

 

例えば4kgクラスというのは、強度が4kg以下でなくてはなりません。

厳密にいうと、釣ったあと、そのラインを提出して(ラインの提出は15m)、そのラインを2時間水につけた後、ラインブレイクテストを5回行い、その平均値が4kg以下であればいいということです。

 

 

 製品によっては強度ばらつきがあり、4kgを超える数値を示したとしても、他が3、98kgで切れれば平均は4kg以下になるのでOKです。

 フライフィッシングの場合は提出が40cm以上なので、ブレイクテストは一発勝負です。

 

もしその平均値が4,01kg以上になると、そのラインは4kgテストではなく、その一つ上のクラス、6kgクラスということになります。

 

この強度は、IGFAの審査会が測ったもので決定されるため、メーカーが自社のテスターで測定し、4kg以上の強度はでないとしていても、魚とファイトした後に「やった、記録を超えた!」と記録申請し審査された時に、その強度を上回ってしまう、いわゆるオーバーテストになると、その一つ上のクラスになってしまします。

 

 釣った魚の重量が、6kgクラスの記録をも超えている重さなら6kgテストの新記録として認定されますが、そうでない場合、失格になります。

ラインの強度と直径 


ところでライン強度と、太さ(ラインの直径)を気にしながら買う人はいますか?

 

同じ強度で直径が細ければ、リールにより多くの(長く)ラインを巻くことができます。

直径が太ければ、細いものよりも結束強度(結び目)が強かったり、摩擦に強かったり(こすれ)するわけで一長一短です。

 

また近年のラインは、加工が優秀で、同じ強度なら、ラインはどんどん細くなっています。例えば4kgテスト(8ポンド)は30年前3号(0,285mm)ぐらいでし。

15年前には2号(0,235mm)ぐらいになりました。そして現在、優秀な加工技術のラインは1、75号で4kgテストあります。

 

そういうこともありますから(強度のばらつき)、4kgテストで記録狙いする場合は、信頼の置けるメーカーの数値を信じるしかないのですが、どうしてもオーバーしたくない場合は、3、5kgテストと表示されているラインを使うのも一方です。

つまり一ランク下の表示のラインを使うのです。

 

 

メーカーも技術力を競っています。

 

10kgテスト(20ポンド)約5号以上の太さなら、

強度よりもしなやかさや滑り重視になります。

マスやアジなど細くて強いラインが求められる釣りの場合は、

強度重視でなく、0、6号でどれだけ強く作れるかと言うことにメーカーは技術力を競って注ぎます。

 ですから0、6号の場合、通常のナイロン(それほど高くないです価格のもの)ですと1kg2lb)以下の強度なのですが、そういった最先端の優秀なラインは1、25kg(2、5lb)くらいの強度になるのです。

 

また「うちのラインは強い!」と誇示したくて4kgテストと書いてあってもきっちり4kg以下できれずに4、2kgの強度は誤差の範囲とする商品もあるみたいです。

 

実際に釣りをしていて、4kgテスト(8ポンド)ぐらいの場合は、が3、2kgで切れようが3、8kgで切れようが、釣りそのものには全く影響はありません。

 

しかし3kg以下、特にウルトラライトタックルといわれるラインクラスで、フロロカーボンのラインは要注意です。

ナイロンラインなら、使用中に吸水し、或いは伸びがあるので強度が少し落ちますから、3kgテストと書いてあるラインなら多少強度のバラツキがあっても大丈夫な事が多いです。

 

しかしフロロは吸水しにくいし、劣化しにくいし強度が落ちないため、使用後でもオーバーテストする事が多々あります。私たちも何度かそれで申請した記録が失格になりました。

 

フロロカーボンの標準では3kgテストの場合1、5号(0,205mm)ですが、

記録狙いするなら5ポンド(1、25号)或いは1、3号があればそちらのラインを使う事をお勧めします。

また4kgクラスなら2号ではなく、1、75号をお勧めします。

 

 

某メーカーのラインではIGFAクラスと書いてあっても、実際にそのラインを使用して大物を釣り申請したところ、ファイトしたあとの数値でもオーバーしたケースも報告されています。

特に2kgクラス以下は要注意です。

 

一番確実なのは、記録狙いしたいラインを多めに購入して、JGFAにブレイクテストしてもらう事です。2時間水に浸してから測ります。こうすれば4kgテストのラインがファイト前の新品状態で、何kgで切れるかわかりますので安心です。

 

そしてアドバイスですが、ラインはあれこれ変えずに、いいと思ったらいつも同じラインを使う事で、これぐらいで引っ張ると切れるのかが身につきます。

またどれだけ引っ張ったらラインが切れるのか経験により調整できるようになります。

 

根掛かりを引っ張って切った事がありますよね。ラインがどれほど強いのかもおわかりいただけたかと思います。

 

では、チャンスがあったら是非記録狙いしてみてください。

もし釣れたら、もしものために、JGFAにメンバー登録をしておくことをお勧めします。

日本記録でありながら、かつ世界記録になる可能性もあります。それは一生の思い出になるでしょう。

そしてその記録は、100年後も当時の記録として残るので

皆さんの曽孫ぐらいの子孫が見た時、「すごい、私のひい爺さんがこんな記録を持ってるんだ。」驚くかもしれません。

 

最後に今まで私が使ったラインで、クリアしたものを写真で解説します。

ただしお断りしておきますが、メーカーの技術は日々進歩しているので、必ず OKではありません、それを念頭にライン選びをしてください。


繰り返しますが、特に4ポンド(2kg)テスト以下は要注意です。



Img_4366

超格安ラインの「クインスター」は強度オーバーしない。

格安と侮るなかれ、私はこのラインの8kgテストで36kgのクロマグロを釣って

日本記録を更新しました。

Img_4365

フロロカーボンラインとしては有名なFCスナイパー。

4kgで狙うのなら8ポンドではなく、一ランク弱い7ポンドがお勧め。

先日、この7ポンドで、フライで2、8kgのナマズを釣り、4kgテストのフライの日本記録として

公認されました。

Img_4367

上は格安のバスライン、下左は黄色いハイビジブル、これらは6ポンドで1、5号表示強度以下で切れます。

注目すべきは右下のスモールゲームモノ。このラインは高級ナイロンで6ポンドで1、25号。

細くてリールにたくさん巻けて、飛距離も出て、糸さばきもいい、そう言う釣りには同じ強度で細いラインが有利です。

Img_4368

PEラインの強度は信頼できます。最大強度が書いてあります。1号は8kgクラスに、1、5号は10kgクラスに。

グッドラック!

奥山のメルマガも是非お読みください。

登録はこちら http://www.reservestock.jp/subscribe/64722

#JGFA

#IGFA

#ラインクラス

#日本記録

#世界記録

#クロマグロ

|

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事