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2018年4月23日 (月)

初心者のヘラブナ釣り 心の中の精神修養

多摩川に近い府中ヘラブナセンターで、釣りイベントをしました。

女子大生も参加して賑わいました。

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奥山文弥のホームページ

イベント情報はこちら

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  淡水の釣りで最も入門しにくいのは、アユの友釣りとヘラブナだと思っています。人気のルアーに比べると装備や仕掛けなどが細々としていて扱いにくいことと、釣り方が繊細すぎるからです。初心者が全てを自前で用意して始めるには小物も多くて、現代風に言い換えれば非常に良い面倒な釣りでもあります。


 しかしこの2つの釣りは奥が深く、なおかつこれぞ日本の釣りというべき文化的なものがあります。


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 とくにヘラブナは食べることを目的としない、釣りを楽しむだけのゲームフィッシュです。ウキ一本で水中の全てを想像することから、精神修養の釣りだと言えます。

 毎年4月に奥山塾ではその精神修養をするためにヘラブナ釣り教室を行っています。釣り初心者の方や普段はルアーや海釣りのベテランの方々が参加してくれて、今年は20名が満席になりました。このイベントだからこそ、ヘラブナ釣りを経験する機会が持てたのだろうと自負しています。


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 それが可能になっているのは世界に名だたる釣り餌のトップメーカー、マルキユーの研究開発部の高山恵美子さんら、スタッフが指導をしてくれるからです。


高山さんは日本一の女性指導者といっても過言ではありません。研究室で日夜魚の好む成分を分析して、科学的に餌作りをしていますから、単なる釣り名人の女性ではないことが、お分かりいただけると思います。

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 そして女性ならではの気配り、きめ細かく優しい教えかたが好評です。この日集まった女性参加者もそう言っていました。


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 この日の釣り方はセットという方法で上バリにバラケの練り餌(パウダーベイトへら)、下バリに力玉というゼリー状の球をつけます。


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 上の練り餌が溶けてパラパラと沈み、本来はプランクトン食のヘラブナがその粉をスパスパと食べているうちに、下バリの餌を吸い込んでしまうというシステムです。


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 釣り堀とはいえ魚達は賢く、ハリがついているのを知っている様で、巧妙にハリのついていない部分だけを突っついていきます。魚影も濃くウキが不規則に動くので、どこで合わせたらいいのかわからなくなります。


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 メバチマグロのIGFA世界記録を持つ半田麻利子さんは、午前中は苦戦し、「こんな繊細な釣りはわたしには無理。」と諦め気味でしたが、昼食後は高山さんのアドバイスでコツを掴み、ご主人よりも好調に釣り続けていました。


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 私の若き後輩、北里大学の松田恵理さんは開始早々に1尾釣り上げ驚いていましたが、その後ヒットはなく、悩んでいましたが、餌のつけかたのコツを高山さんに教わり、それを覚えると次々に釣っていました。


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 魚類学で有名な井田齋さん(北里大学名誉教授、今回最高齢)は、なんと釣りは超初心者、「思った以上に魚は賢いね」、と感心していました。そして「またチャンスがあれば釣りをしてみたいね。」とも。



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 参加者全員が、悩み、苦悩し、喜び、楽しい時間をシェアしていました。

釣りの楽しみ方は、その人が関わる過程によって異なります。5尾釣って少ないと感じる人と、5尾も釣れたと感じる人ではどちらが幸せでしょうか?


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 数釣りにこだわる人、他人との優劣にこだわる釣り人が多い中で、純粋に釣は面白い、ということを感じる大切さを高山さんら指導者側も参加者から多くを学んだ1日でした。

 

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一人でチャレンジし難くても、みんなでやれば楽しいヘラブナ釣り。


 

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竿はがまかつ紬9尺、道糸はサンラインパワードへら奏1号。ハリスは0、6号。ハリはアスカ3号。


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えさはマルキユーの


パウダーベイトスーパーセット

そしてくわせえさは力玉



 

 

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