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2018年4月18日 (水)

犀川ニジマス スーパートラウトに出会った日

釣り人はいつも前向きで諦めない強靭な忍耐力を持っていると、芥川賞作家の故・開高健さんが言っていましたが。

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2018年に入って、今年初中禅寺湖の前に長野県の犀川に通う予定でしたが、バタバタしていてそれも叶わず、3月の一般解禁を迎えてしまいました。

一般と言ったのは、犀川にはいくつかの漁協があって最下流の殖産エリアでは周年キャッチ&リリースルールで釣りをすることができるからです。
冬でも本流釣りがしたい人は殖産エリアに行き、解禁と同時にほかのエリアに散っていくのです。
「犀川にはヤバい奴がいますよ。」と私を脅かしたのが、須澤康弘さん。
彼 から話を聞き、写真を見せてもらったのが5年前でした。
「犀川に行く際に、誰かいい人紹介してくれませんか?」
とスプーンの重鎮、福田紀之さんにお願いしたところ、快諾して引き受けてくださったのが須澤さんでした。
最初は渓流でイワナ釣り、初めての川で37cmのイワナを釣らせていただきました。
2回目は海洋大の卒業生、小林弓彦さんと犀川本流を釣り、須澤さんと弓彦さんはオリエンと言うスプーンで40cmぐらいまでのブラウンとニジマスを連発。
その時私はフライでヒレぼろのニジマス1尾でした。
他に餌釣りをやっていた親子などは入れ食い状態で釣っていましたから、「犀川は魚影が濃いんだな。」と感心していました。

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その帰りに食事をした時、須澤さんは過去に上がった巨大なマスの写真をたくさん見せてくれたのです。
70cmオーバー当たり前、時に80cmも、、、、、なんて聞かされると燃えないわけがありません。
以降、その大ボラに騙されて何度も通う事に、、、、、。
今年の3月の最初の釣行では
「ブラウンのでかいのが釣れる場所がある」と言われまして、
仲間の中村竜也さんと中村なぎささんと一緒に行きました。
しかしその場所は大きなブラウンどころか、ちいさなウグイもかかりませんでした。
またまた須澤氏のハッタリか?
そこでボウズ逃れに殖産エリアで餌釣りしました。
ここでは本流釣り初体験のなぎささんに45cmぐらいのニジマスがヒットして、みんなで喜びました。
本人はとっても感動したと言ってました。

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ここは大物の気配はあったものの、
釣れた魚たちは昨年10月に釣ったサイズの魚が野生化しヒレピンになったもののようでした。
その時のレポート
そして中禅寺湖が解禁した後の4月13日。再び現地へ。
その日は 金曜日。
なにやら不吉な感じがする日でしたが、現地へ行ってみると、すでに春の様相でした。

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その通り!
午前中は何箇所か回って当たりすらありませんでした。
午後、殖産エリアに行ってみると、監視員の久林誠治さんが来て
「雨でかなり増水したんだよね。放流魚もあんまり釣れない。」と言ってましたが、
彼のアドバイス通りにやってみると、、、ヒットがありました。

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な、なんと、信州サーモンです。ブラウンとニジマスの人為的ハイブリッドです。
50cmにちょっと足りないサイズでしたが、食べると美味しいと評判の魚です。
この魚は本来なら川に放流してはいけない魚なので、
「食べたほうがいいじゃない?」と聞いてみると、、、、。
「ここは周年キャッチ&リリースだからねえ。」と
殖産エリアは、ダムに寸断され、川の生態がなくなっているので、ニジマスやブラウンを放流して再利用している川 なので、ま、こんな魚がいてもいいか?と丁寧にリリースしました。
そしてそのあとすぐにまたヒットがあって、
今度は重くてしかも下流に向かって走り始めて、ドラグが鳴って、、、、、。
細長っぽい魚体が光ったので、
また信州サーモンか、と思っていたところ
隣にいた須澤さんが
「ニジマスですよ。しかもデカイ!」と言いました。
「60cmぐらいあるね。」と私。
「とんでもない、70cmあるかも。奥山さん、それが私が言っていた犀川スーパートラウトですよ。」
須澤さんも興奮気味で、
私もその大きさを認識したので心を落ち着かせるのが大変でした。
魚がデカイだけでなく、ラインは3ポンド(0、8号)です。50〜60cmぐらいを想定していたので、まさかって感じでした。
何時もは自分でネットするのですが、満を期するために
オリジナルの鹿角ラバーネットを腰から外し、須澤さんにネット(すくうこと)をお願いしました。
結構な攻防で、障害物に向かって走られながらもなんとか止めて、、、、
時間をかけて弱らせ、そして須澤さんが一発ですくってくれました。
大きなネットを作ってよかったです。

というわけでファイトの写真はありません。

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ジャーン!という顔付き。

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71cmで5kgありました。
まるでスティールヘッドのようないかつい顔。
かなりの老成魚だと思います。
久林さんは7歳ぐらいじゃないかと言ってました。
冷たい水に浸かり、リリース。
おそらくこの魚はもう産卵に参加することはないでしょうけれど、
もうちょっと生き延びて、またファイトを楽しませてくれることを願います。

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戻っていく時の尾びれの大きさが、印象的でした。
ありがとう、ヒットしてくれた魚に感謝しつつ、
大ボラ吹きとからかっていた須澤さんの言葉が現実になった事も
喜びを感じます。からかいながらも信じて通った甲斐がありました。
「これでもうビッグマウスって呼んじゃダメよ。」とニコニコする須澤さん、
私の釣果を心から喜んでくれてます。
我に返った久林さんは
「いいなあ、わたしも何十年とこの川で釣りをしているけれど65cmが最大。奥山さん、ラッキーだな。」
って羨ましがってくれました。
そうラッキーなのです。
二人の名人の指導に従って釣らせていただいただけなのです。
準備の点で言えば大型ラバーネットを用意した事ぐらいかな。
でかいの掛けたんだけどさ、ネットがなくて最後にバラしちゃったんだよ。という人もいますが、ネットを準備するのも釣りです。
しかもキャッチ&リリースなのですから、できればラバーを。
このラバーネットは19型45cm深。というシリコンラバーネットを装着したもので、
私は友人にオリジナルで作ってもらいました。
須澤さんはスミスのチェリーネットLサイズに赤く染めたものを装着していました。
枠の大きさと形は違いますが、ネットは同じです。

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また須澤さんは、チェリーネットMサイズに15型ネットを取り付けて
中型魚に対応させています。
この紫がそうです。

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ラバーネットは魚に優しい事が分かっています。
ラバーコーティングネットもこれからどんどん色んなタイプが出てくる事でしょう。
大型魚を釣るために、リリースするために、大きなラバーネットを用意したいものです。
わたしはウッドがかっこいいと思ったのでこれにしましたが、アルミパイプ製なら
があります。
こんなアンビリバボーなサイズのニジマスが川の中を泳いでいるなんて、夢があると思いませんか?
キャッチ&リリースですから、魚はどんどん成長し、ヒレピンになって私たちを楽しめせてくれるでしょう。
キャッチ&リリースなのですから、やはりラバーネットで優しく扱い、元気にリリースしてあげたいものです。
ロッドやリールに気を使うぐらい、ネットの重要性を知っておいてください。
奥山文弥ホームページ

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