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2020年8月

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2020年8月31日 (月)

英語でフライフィッシング 教室 in 小菅川

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奥山塾フィッシングイベントの参加者から、
「外国人を連れて行ってもいいですか?」
と問い合わせがあったので
「努力します。」とお答えし、
当日を迎えました。

英語教師の関根泰子さんが連れてきてくれたのはハワイからのショーン・ウィルバーさんとアシュレイさん。

ハワイアンなので釣りは経験したことあるけれど、渓流のマスは初めてだと言うことでした。

私は、カナダにスティールヘッド釣りに通っていた頃の英語とスターウォーズやアベンジャーズで学んだ英語を駆使してレッスンに臨みました。

フライフィッシングは偽物で釣るので魚を騙す技術がいること。

その偽物、毛針(フライ)を投げることが楽しいこと。

魚が掛かったら、特に大物はリールという機会が自動でラインを送り出してくれないので自分でやらなければならないこと。

そして食いついたら偽物と分かって吐き出される前にアワセが必要だと言うこと。

などなどを教えてから釣りを開始しました。

 

泰子さんはすでにフライキャスティングレッスンに参加してくれているので

大体の要領はわかっている様でしが、、、、。

この2名も、釣り経験があるだけあって、

センスは抜群でした。

 

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本日のメンバーです。

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アシュレイさんが早速ヒット。レンタルロッドは8フィート半の5番です。

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ショーンさんもヒット「ネット貸してくれ〜」

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泰子さんも着実に釣りまくっていました。

 

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ネットがデカすぎたかなって気がしますが、

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下流にチャレンジしたショーンさん。足袋を用意して川の中に入ってました。

ここではウエットフライで大物がかかりましたが、激闘の末逃げられました。

「とってもすごい経験をした。」と興奮してました。

 

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外国人がフライをするとすごく絵になると思うのは私だけでしょうか?

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昼食は漁協理事の廣瀬さんが経営している広瀬旅館へ。そば、ヤマメの塩焼き、山菜が人気。


今回思ったのは、釣りならなんとか英語が通じるな、と感じたこと。


Cast again to same place !

He got it.

Set hook!

って何回叫んだことでしょう。

「きゃあ!って叫ぶ前に手を動かしてね。」って。

みなさん10尾づつぐらい釣ったんじゃないかしら?

全てキャッチ&リリースで、楽しい1日でした。

 

また行きましょうね。

私も楽しかったです。

 

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2020年8月17日 (月)

家族でカジキ釣りという幸せ?

休みに静岡の遠州灘に行ってきました。

 

友人の松下正春さんの所有する「大洋丸」に乗り3日間沖合でトローリングをしたのです。

 

アシスタントに長男勇樹と、妻幸代を連れて行きましたがバカンスではありません。

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今回はカジキにタグ(標識)を打つという重要なミッションです。勇樹は力仕事や諸々の雑用、幸代は撮影班で。勇樹の友人も参加予定でしたが、職場の方にコロナウィルスの疑いがあったというので、キャンセルに。(後に陰性と判明)

 

大洋丸は地味な名前ですが、ビルフィッシュ用にチューンされたフィッシングクルーザーです。息子はクルーザーに乗るのは初めてなので感動していました。

 

 まずタグについて説明しましょう。I G F A(国際ゲームフィッシュ協会)では、カジキにタグを打ち、後に再捕獲された時に、移動距離と成長を見るタグ&リリースを行っていました。私たちは身近な魚では、スズキなどにタグを打っているのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。
 今回行うのは衛星タグ。サテライトタグとかポップアップタグと言われる超進化版です。タグの中にコンピューターを仕込み、それは270日(約9ヶ月)作動します。水中では電波が届きませんが、作動期間終了後カジキから自動的に切り離され水面に浮きます(これがポップアップ)。浮いたら電波が衛星経由でスタンフォード大学のバーバラ・ブロック教授のもとに送られます。そしてカジキの270日間の行動がわかるわけです。

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 I G F Aではその年にこの衛星タグを打ったカジキがどれだけの距離を泳いだかを競うグレートマーリンレースを行っています。これは世界中どこの海で釣られたカジキでもO K。衛星タグを打ち、泳いだ最長距離のカジキにタグを打ったチームが表彰されるのです。
 通常のカジキ釣り大会では、釣ったカジキの重さと使ったラインクラス で判定され、順位が決まりますが、カジキのサイズは問いません。しかし270日後にしか結果が出ないのです。その間ワクワクして希望が持続するのです。
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イメージ湧きますか?カジキといえば釣り上げたら港へ持ち帰りぶら下げて一緒に写真を撮る、というのが今までの当たり前でしたが、タグ&リリースが推奨され、さらにこんな衛星タグを打つという余裕の考え方があるのです。松下さんもこれまで散々カジキを釣り「もうカジキは殺さない、ぶら下げない。」というポリシーを持っています。

 

 松下さんは2009年に参加したハワイのカジキ釣り大会で初めて衛星タグを打ちました。その後何回か大会に出場しているうちにそれを地元で、自分の船で打ちたいと考え始めました。

そしてこの計画を始めたのは1昨年でした。

まだ日本ではほとんどの方が衛星タグに興味を持っていなかったため、まず私に話を持ちかけてくれました。ありがたいことです。

しかし私は専門ではないため、東京大学の海洋生命科学行動生態計測分野の佐藤克文教授に相談して準備を進めました。当時はポップアップに要する時間は3ヶ月でしたが、この2年で進化しバッテリーが9ヶ月持つようになったのです。

もちろん佐藤さんとバーバラさんとは交流があり、お互いに情報交換をしています。
 
 私たちとしてはそんな大それたプロジェクトに関われたことを幸運に思っていますが、これも松下さんといいお付き合いをしていたからということに尽きます。

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 さて初日の8月9日、午前中いきなりカジキのヒットがありました。そしてジャンプ。

こんな簡単にヒットしちゃっていいの?と思いました。

私たちはカジキのジャンプを見るのは久しぶりです。

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その姿に感動し、必死でリールを巻きましたが、ボート際で惜しくも逃げられました。
その後アタリがなく、時間がどんどん過ぎていき、ストップフィッシング10分前、またヒットしました。

今度こそ逃してなるものかと台としましたが、これは私がファイトに時間をかけ過ぎたため、ちょっと弱ってしまいました。

衛星タグは諦め、番号を書いただけのノーマルタグを打ってリリースしました。


 この時、カジキのリリースはこんなに大変なのかとわかりました。

ボートを走らせながら縁から角を持って泳ぎ出すまで支えていなくてはなりませんから。

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 松下さんは全身びしょ濡れで20分間支えていました。

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初日に2尾もヒットしたものですから勇樹が釣りたくなるのも無理はありません。


2日目は、「今日はお前の番」とアングラーを任せました。

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 やはり午前中ヒットがありましたが、これは数回ジャンプした後フックオフ。「まじか?」と残念がっても後の祭り、そして2尾目のヒットは50kgのキハダでした。

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カジキをバラしたのはショックでしたが、勇樹の初マグロ(少年時代のメジは除く)だったのでよしとしましょう。
 

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そして3日目は最終日、朝から何もなく、時間だけが過ぎていきました。

「今回衛星タグはダメかも」と半分以上諦めていたその時、リールが唸りました。


「カジキだ!跳ねてる。」勇樹がロッドを抜きながら叫びました。

 

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ヒットしたらアングラー以外の人は魚が掛かっていない仕掛けを回収するので、それまでのヒットはではあまり見ている暇はありませんでしたが、
今回は何度もジャンプしているのが見えました。

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 近くに寄せてくるとそれはシロカジキ(ブラックーマーリン)でした。松下さんはできればクロカジキ(ブルーマーリン)にタグを打ちたいようでしたが、初の衛星タグを打てる魚がそこにいるだけでも幸せと思わなくてはなりません。

勇樹も2尾目とのファイトなので余裕で寄せてきているため魚は元気です。

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 これに無事、衛星タグとノーマルタグを打ち、今回のミッションは無事終了となりました。

アングラー 奥山勇樹

キャプテン 松下正春

タグマン  奥山文弥

撮影    奥山幸代

9ヶ月後このタグの魚がどこまで泳いでいるのかが楽しみですね。

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カジキ釣りは超大物釣りですが、「掛かったらリールを巻くだけだろ?」と軽く見る人も結構います。

しかし久しぶりに体験してみて思ったのは、掛かるまで待つ時間が大変だということ。

船長は常に気を張って、ルアーを選び、仕掛けを作り、ルアーの動きをチェックし、掛かってからアングラーがファイトしやすいようにボートを動かし、そしてアングラーは必死でリールを巻かなくてはなりません。

キャプテンやクルーはそういう細かいことをしてチームを動かすことが大好きなのです。


今回はなるべく早く寄せて元気なうちにタグを打つ、という大物釣りに矛盾したことを今回やり遂げ、感無量です。
 

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こんな素晴らしい体験をさせてくれた松下正春さんに感謝してもしきれません。クルーの皆様もありがとうございました。

 

映像はバッチリ納めてありますから、近いうちにyoutubeにアップします。ご期待ください。

 

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2020年8月17日 (月)

怪魚ハンターのまねごと

怪しい魚、怪魚。

 

時に巨大魚のことをそう呼ぶ傾向にあります。

 

私は50cmを超えたら巨大魚だとお思いますが、今回はその倍の大きさの魚のことをお話しします。

 

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灼熱のソウギョ釣り

 

 7月20日に埼玉県のソウギョ釣りが解禁しました。解禁と言っても、禁漁になっていたわけではありません。
埼玉県では5月20日から7月19日まで、産卵期のソウギョを保護するために、90cm以上のソウギョは釣ってはいけないことになっています。


私たちは120cm越え、かつ20kgオーバーを狙っているので、この時期は釣りができませんでした。
もっとも、多くの人が、この規則をしってか知らずしてか90cm以上のソウギョを釣り、インスタ等にあげていました。とある釣り人は、90cm以下を狙ってもそれ以上のが釣れてしまうのがから仕方ないだろう、と開き直っていましたが、それは釣り人倫理に反するものだと思います。


さて私は早速解禁日の早朝、元荒川に行きました。

前日に私の大物釣りの師匠の市川満さんが、場所をチェックしてくれていたので、このあたりに行けばという目星はついていました。しかしそのポイントに行ってみると、すでに地元の人らしいおじいさんが釣りを開始していました。


聞いてみるとコイ、フナ釣りだそうで安心しましたが、ソウギョは神経質なので、釣り人が岸際にいると寄ってきません。


市川さんと私が釣りをするときも、なるべく小声で「いたいた、あの木の後ろ!」などと話をしています。


 地元の釣り人からやや離れた場所に移動すると、パキパキっと音が聞こえました。

ソウギョが草を食べる音です。

ドキドキしながら岸辺の葦の密集地に目をやると、「どわーん」と言う感じでソウギョが浮き上がってきました。

それは1mあるかないかのりっぱなソウギョでした。


ここで悩んだのが、エサです。私がいつも使っているのはパンですが、その魚は葦を食べているのです。
岸辺の葦を取ろうと動こうものならその魚は私の足音に気づいて逃げてしまいます。
そこで試しにパンを流して見ました。


竿はがまかつかごスペシャルⅣ54、

リールはダイワトーナメントエアリティ2500C、

ラインはサンラインのPEシグロン8ポンドでした。

ハリは市川さんの手研ぎスペシャルです。

 

これに食パンを上手にセットし、ソウギョのいた場所へ送り込むと、ソウギョは逃げて2度と姿を見せませんでした。


何箇所か場所移動をしていると日がどんどん強くなり、

頭がクラクラしてきました。いわゆる熱中症の初期症状です。
それでも解禁日なのだからと、我慢して続けましたが、ついに限界に達し、諦めて帰宅しました。

その後2度チャレンジする機会がありましたが、ヒットはありませんでした。


そして8月に入りやっと遅い梅雨があけた頃、所用があり近くまで行ったので、

夕刻ソウギョチャレンジ。暑い日でしたが市川さんも合流してくれました。


ソウギョはパンよりも葦の葉でよく釣れているとのこと。

そこでいつもと仕掛けを変え、

ロッドはがま磯RZ4号−54ベイト、

リールはデュエルのスピーディ12、

ラインはサンラインのハイビジブル8ポンド。餌は葦の葉っぱです。


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 スピーディー12はもともとウルトラライトのトローリング用に設計されたリールなので、ドラグが非常にスムーズです。

 

これを先日、ソウギョが見えた場所に入れて待っていると、ほんの10分ほどでヒットがありました。


驚いたのはソウギョの引きよりもリールの性能です。とってもスムーズにラインが出て行くので、安心してファイトできました。8ポンドと言う細さでしたが、5分ほどでネットイン。


小さいかなと見えたその魚は102cm、14kgもありました。
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目標の20kgオーバーにはまだまだのサイズはですが、市川さんはすでに12ポンドラインで23kgをあげていますから今後の期待は大です。
大物なので、掛かっても取れないかもしれません。

しかし絶対切れない道具で強引にやるのは楽しく感じません。

そこには駆け引きが必要です。

魚を暴れさせずに寄せてくるようなファイトができるように心がけて行こうと思います。
釣りは1に場所、2に道具、3、4がなくて5に技術。今回リールの性能に感激したので道具の整備は怠らないようにしたいですね。

 

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魚は全てリリース。コイ科の魚は酸欠に強いですが、できるだけ丁寧に扱いたいものです。

いつかこの魚をフライロッドで釣ってみたいです。

 

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