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タックル案内

2021年2月17日 (水)

擬似餌(ルアー)の魅力

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トリコロールスプーンで釣れた中禅寺湖のレイクトラウト 70cm。

 

魚を騙して釣る面白さ

 

ルアーの定義は「金属や、樹脂、木などを使って小動物を食べる魚を釣るために作られたもの。」としておきます。


 私がルアーを始めた頃は「味も匂いもない偽物で魚を釣るのが面白い。」と言われ、

餌の代わりに使うものではなく、こんなおもちゃみたいなものに魚が食いついてくること自体が衝撃的だったのです。


ルアーの中には優秀なものもあり、投げてリールを巻いて引いているだけでよく泳ぎ、釣れてしまうものもあります。

おそらくビギナーズラックということが最も起こりやすい釣りであるとも言えます。

私が初めて釣った芦ノ湖のブラックバスは40cm。

その魚はスピードシャッドというルアーの棒引きで釣れました。当時は棒引きしか頭にありませんでしたから。

 

ルアーに食い付くきっかけ(捕食スイッチ)


ただ巻くだけでは活躍してくれないルアーもあります。そういうルアーに命を吹き込み、魚に食いつかせるのは私たちの技術です。

リールの巻き方、ロッドの動かし方によって、いきなりそれが餌になります。

今、多摩川上流でヤマメやイワナに大活躍のトリコロールミノーはロッドを小刻みに動かすトゥイッチという技術で美味しそうな小魚に変身します。

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多摩川水系のイワナ・トリコロールミノーで

 

 ここで初心者の方にアドバイスです。ルアーは食欲旺盛な魚がお腹を空かしている時、あるいは攻撃対象になっていて、なおかつその射程範囲に届けなければ釣れませんが、時に簡単に魚を引き寄せてくれます。

捕食スイッチが入ると勝手に掛かってくることもあります。東京湾のシーバスなどはその典型です。何もしないで沈んでいくルアーに食いつくのですから。

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多摩川水系のイワナ・ベイトリールとトリコロールミノーで

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トリコロールミノーで多摩川水系のヤマメ


 釣れると言われている優秀なルアーだけ持っていればまさに餌の代わりになり、紛失するまで釣れ続けるわけですが、そうはいきません。
 同じ場所で同じ釣り方をしても、釣れる時と釣れない時があるからです。そこから釣りの科学が始まるのです。
欧米発祥のルアーはその昔国産品は少なく、輸入品に頼っていましたが、今では逆に日本製が市場を埋め尽くしています。しかも対象魚別に細分化され星の数ほど種類があります。

 

ルアーに人が釣られてる


 それらを見て「こんなルアーがあるのか?」と目を輝かせ、ワクワクしながらそれに見入ることもあります。我が家にもおそらく何千個というルアーがあり、何度も断捨離したほどですが、それでもこの年になってまだトキメキます。それは新しい研究心、探究心、そしてこれで釣ってみたい。という気持ちからなのです。


 これまでに経験したことがあるのですが、いつも同じルアーで釣り続けていると飽きてしまいます。贅沢ですがだから新しい何かが欲しくなるわけです。
 人によってはその逆で、釣れると言われたルアーも数多く試してみたけど未だ確証が掴めていないから次々欲しくなるといったケース。また釣るためではなく、コレクションとして持っていたいという願望もあるのです。たくさん買ってしまう人は実は物欲でルアーに釣られてしまっているのです。この現象は餌釣りにはないことです。
 さらにルアーが偽物だからどんなにたくさん所持していても「魚を騙して釣る。」という行為にはいつも新しい発見があります。


 世界に名だたるルアーメーカー、ジャッカルのデザイナー佐々木平麿さんが教えてくれました。

「もうすでに研究し尽くされたと思われるブラックバス釣りでも、魚の習性や捕食スイッチに関して新しいことが次々にわかるので、新しいルアーがどんどん作れるんです。」と。

魚も偽物を見破るようになるので、それまでのルアーでは掛からなかった魚が、新しいルアーで釣れるのだそうです。

 

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この35cmのバンブルズジグ(ステンレス版でシルエットを大きくしている)に40cmのイナダが食いつくそうだ。楽しくないか?

 

彼が開発したタチウオ型のロングブレードのルアーは、全長35cmもあり、ブリの仲間がタチウオの幼魚を食べることを知って作ったユニークなものです。これで同じサイズのイナダも釣れたそうですから驚きです。

今年はこれで釣ってみたいと目標もできました。


魚も賢くなります。例えるなら、餌渓流釣りのエサは、イクラ、ミミズ、ブドウムシがメインですね。

あとは現地で川虫を採取します。これで当たり前のようにイワナやヤマメは釣れます。

しかし時にエサでは釣れない警戒心の強い大物はルアーで簡単に掛かったりします。

逆にブラックバスやナマズなどルアーで釣るのが当たり前とされている魚は、

エサ釣りすると簡単に釣れてしまいます。

 

魚が釣りたいのだが、欲しいから釣りをするわけではないという余裕


釣り人の嗜好性で言えば水面に出てくる魚しか釣らないと、トップウォーターゲームしかやらないという人もいます。

満足度を求めるだけでなく心に余裕がある人でないとできない釣り方です。

水面に出てこない魚は釣れませんが、出てくる魚は比較的大きいという傾向もあります。

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これは長男がポッパーで釣ったロウニンアジ25kg


過去に私が釣った最大魚でクロマグロも、ロウニンアジも、ニジマスもコイもみんな水面でヒットしています。

食いつく瞬間が見えるのですからさらにエキサイティングです。


 いかがですか?前述の通り、ロッドとリールを操作してルアーで魚を釣るというゲーム。

ルアー経験がない方はこの春から是非。やっている人は実績と趣を考慮して自分の釣り方を振り返ってみてください。

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川でスプーンをつかって釣るのはベーシック。犀川にてルアーはオリエン10g

 

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2021年2月14日 (日)

オイカワのフライフィッシング 東京都空堀川

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三寒四温の温の日はカラッと腫れ上がり、朝は寒くても日が昇ると暖かくなってきます。
釣りに行く陽がいつもそんな日だと嬉しいのですが、今回はたまたまそんな日に当たりました。


東京都下を水源とする空堀川は、途中で柳瀬川に合流し、さらに荒川に入り、東京湾に注ぎます。

狭山丘陵から青梅街道あたりが多摩川水系と、荒川水系への分水嶺のようです。


高度経済成長期には排水を直接流したドブ川で、下水の強烈な匂いがする川だったそうです。

多摩川の下流と同じく、一時は死の川でした。1981年に汚水処理が始まり、多自然型の川へと作りかえられ水がきれいになると同時に魚も戻ってきました。

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 オイカワがたくさんいるという噂を聞き、フライタックルを持って行ってみました。
ロッドはアルトモアX842−3(2、5m2番)にリールはアルトモアS100。ラインはW F2F。リーダーはティムコ7x9フィート。ティペットにはトルネード鮎の0、3号を結びました。使用するフライはドライの16〜20番です。いわゆるミッジサイズという極小フライに近いものがありますが、オイカワの口が小さいから小さいフライを使うというだけで、スレ切ったニジマスのように、フライを見破るから小さいフライを使うのではありません。

動画はこちらから


 現地に着くとすでに先行者がいました。情報収集のために声をかけると、いつもS N S
で見かける西田勉さんでした。これは驚きです。
 彼は立川在住で、実家が空堀川のすぐそばです。幼少の頃からこの水域で釣りに親しみ、フライフィッシングを始めた今はハンドメイドの釣具で釣っています。その中のオイカワ専用ネットをS N Sで見て、私は印象に残っていました。
 お願いして一緒に釣りをすることにしました。初対面にもかかわらず気さくな方で、いろいろと教えてくれました。
 私は番手の低いカーボンロッドを使っていますが、彼のは手作りでした。中古の渓流竿の穂先がや柔らかいところに着眼し、これにガイドやグリップをつけてフライロッドに。ユニークなのはガイドに文具用のクリップを使用したことでした。
 私も振らせていただきましたが、竹竿なのでキャストフィーリングは抜群。きれいなループで飛んでいきます。彼は2番ラインを使っていましたが、1番でも大丈夫そうでした。そしてオイカワを掛けた時も無理なく穂先が曲がって取り込めます。
エサ釣りのハエ竿と呼ばわれるカーボンオイカワロッドは柔らかくてよく曲がりますが、引きが気持ちよく伝わってきます。そんな感じのロッドでした。

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カーボンフライロッドですとたとえ2番でも魚が小さすぎるので、アワセる力の加減では魚が飛んできます。実際に私はよくやります。
 フライの釣り人はグラスロッドを使う人もいますが柔らかすぎてロッドは曲がりすぎて吸収されるため小気味よい引きが味わえません。
 私のロッドはアワセの時に飛んでこなければプルプルという引きは楽しく味わえます。
私も和竿改造フライロッドが欲しくなりました。
 そして極め付けは写真にもあるとおりオイカワ専用ネット。材料は全て100均ショップで入手したそうで、つまり材料費は300円。とても素敵なネットでした。

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 釣りの方といえば、前述のようにオイカワは口が小さいので、フライへのアタックがあっても中々掛かりません。10cmクラスがたくさんいればフッキング率も上がりますが、無数にいる5〜7cmサイズがパシャとアタックしてもフライが吸い込まれず、口の中にフックが入りません。
 これを専門に狙うならさらにティペットを細くし、フライを吸い込みやすい小さいものにする必要があります。西田さんは26番まで使うそうですが、それでも掛からないのはもっと小さいのがアタックしているからでしょう。ドライフライの限界です。20番のフライを食べてくれるサイズに絞って釣りをしました。

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 それにしても魚影は濃く、こんなにいるの?と驚いていたら「この冬はカワウの襲撃がなかったので。」ということでした。川の生態系を乱すのは外来生物ではなく、カワウが張本人かもしれませんね。
 西田さんと一緒に釣りをしてオイカワに対する価値観がまた少し変わりました。対象魚の大きさ問わず、釣り人が考え方を変えて「小さい魚を楽しく釣るのだ。」となれば、フライフィッシングはどんどん面白くなります。

 

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2021年1月23日 (土)

フライロッドのトップガイド、スネーク(ループ)or Sic

 昔のロッドを取り出してみると、トップガイドがワイヤーループのものと、ルアーロッドのようにSicのものがあります。
Sicはループガイドよりも重量があるので、空振りした時にロッドがより深くお辞儀するので柔らかくなったような錯覚に陥りますが、
その分、慣性の力も働くのでスピード少しだけは乗るのかなと感じてました。そんな程度でした。

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ダイワ・オスプレイマークⅡ(上)リングガイドがついている。

 

あのレジェンド沢田賢一郎さんが提唱したハイスピードハイラインのダブルホール用に設計されたカプラスロッドはすべてトップがSiCでした。

 

そして最近の遠投用と称するスペシャルロッドはガイドが全部SiCというロッドもあります。

 

誰でも遠投ロッドとして一世を風靡したセージグラファイトⅢはループガイド、
スティーブレイ・ジェフがデザインしたGルーミスIMXもループガイド。

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上はダイワ・アルトモアX 下はGルーミスGLX(2番目からもループガイド)

 

USA製でトップガイドがSicは皆無。

今、私はどっちでもいいと思ってますが、質問を受けることも度々あります。

ループガイドの欠点は、内側に傷ができることです。削れて溝ができます。

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LOOPオプティツーハンドについていたループガイド。パイプとの継ぎ目のクロームのところ、3箇所溝が入っているのが分かりますか?これみるとSiCに変えようって気になります。

92年ごろ、当時のフライキャスティング世界チャンピオン、スティーブレイジェフの遠投レッスンを受けた時に質問したのを思い出しました。「Sicガイドは優秀だが、衝撃に弱い。人里離れた川へスティールヘッドを釣りにいき、もしトップガイドが欠けたらどうなるんだ?」とも。

IMXは途中のガイドがスネークガイドでしたが、GLXに変わった時、スネークガイドがループガイドになっていました。このガイド、シューティングヘッドの継ぎ目が引っかかりましたが、それでもそれを気にしない方々に支持されました。

私はカナダにスティールヘッドに行っていた頃、必ず予備竿を持って行っていましたし、予備のトップガイド、スレッド、接着剤も持って行ってました。後でわかったのですが、泊まっていたバビーンノーレイクスロッジにそういうものは置いてあったということです。(笑)

【私見】

メーカーが最初に付けているガイドに異論はない。粗悪な廉価版は除く。

そしてできれば

一番手前のバットガイド(ストピッピングガイド)はSiCがいい。トップはループ、途中はスネークガイドがいい。特に定番手はこの方がガイドが軽い。つまりロッドが軽い。

スネークガイドの方が斜めにラインと当たるので、引っ掛かりにくい。それとフライロッドのイメージとしてカッコいい。

6番以上のシングルハンド、あるいはツーハンドで遠投木ていならトップがSICでもいい。

摩擦係数などは調べる気もしないけれど、SiCの方が滑りはいいことはまちがいないのだろうけれど、トップをSICに変えただけでは私の技術では飛距離が5mも変わらないと思う。(思うだけ)

 

もし本当に釣果に影響するとして5mでも遠投しなければならない釣りがあったとしてもそれをやる気はないけれど、もしやるなら全部SICに変えるかも。

ルアーをやっているのでそう思います。ルアーロッドもコンセプトがたびたび変わり、今では超小径ガイドがたくさんついているものが多いです。それは力の伝達において、科学的に実験された結果に基づいてそうなっています。

ただしSiCやさらに進化したトルザイトでも小径ガイドはラインとリーダーの接続部が引っ掛かるので、私の好みではありません。

 

いいか、悪いかではなく、好きか嫌いかになってしまうと、説明の付けようがなくなってしまいますね。

ルアーロッドの場合は、ナイロンラインの場合、フロロラインの場合、PEの場合と3種類の抵抗を考えればいいのですが、フライの場合は

ラインの形状、ランニングラインの材質、太さ、形状、そして一番遠投に左右するアングラーのキャスティング技術、手繰ったラインの置き方なども含まれてきますから厄介です。

 

ここまで読んでいただいてナンですがもう一度言います。ガイドはなんでもいいです。

 

常に30m以上、できれば50m以上飛ばして釣る方々は別途議論してください。通常10〜20m、飛ばしても30m以内で勝負している方々はそういうことです。満足感と好きか嫌いかで選んでください。

 

【参考】

ネットで検索してたらこんな投稿がありました。ガイド全般について考察しています。
5年前のものです。
本人に無許可ですが、このブログを読んでいただいた皆様のお役に立つと思いますのでリンク貼らせていただきます。

SIC VS スネークガイド どっちがいいの?

 

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2020年10月22日 (木)

日本記録、世界記録の申請の仕方(動画の案内)

動画をアップしました。ぜひご覧ください。 釣りのギネス

 

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2020年10月 3日 (土)

よく釣れる「ラスパーティーン」

中禅寺湖のレイクトラウト をボートから釣るために使っているルアーは

ほとんどがこのラスパティーンです。正式にはラスパティーンTG。

本来は海釣り用。シラスパターン攻略用です。

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パッケージに入っている状態は海ようなので、フックが小さくて太い(下記写真参照)

 

タングステンなので、比重があるため、他のジグよりもシルエットが小さくなるんです。

私もそういう目的で各サイズを2〜3個づつ用意しておきました。

相模湾のカツオ釣りでも40〜60gをキャストし、ジギングし活躍してくれました。

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そして始めた湖のジギング。レイクトラウト などを狙います。食べているものはワカサギなどですが、

岸釣りのスプーンではMTレイクスやプロビアなどがヒットルアーです。

しかしそれは横に引いて、落とし込んで釣るので、ボートから真下に沈めるには、ジグの方がやはりいいと考えました。

根がかりした時のことも考え、単純に鉛のジグよりもタングステンの方が環境に良いのかも、と選んだジグがこのラスパティーンTGでした。

 

 

使ってみると、風で斜めにボートが流された時も重いのでしっかり沈んでくれました。

そしてシーバスジギングと同じようにして、ジャンジャンヒットするではありませんか?

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タックルはバスタックル。スピニングでもベイトでもOK.

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超大型は運もあるが平均サイズが45〜55cmというのはマス釣りとしてはすごい。

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サイズは問わず最初の魚は男体山と撮りたいものです。

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ヒットカラーは青銀とピンクが多いが、ホワイトでも。

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女子が持つと大きく見える65cm

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暗いうちにカットバッカーで釣れた。

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フックはがまかつTD26ダブルに交換してあります。

 

そして分かったのは、暗いうちならどんなルアーにもヒットしてきますが、明るくなるとより深く、小さなシルエットが良い感じでした。

上は家内の鉄板カットバッカー28gですが、ラスパティーンの40gの方がシルエットが小さいですし、30gですともっと小さい。

しかもより早く深く沈みます。

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これは68cm。70cmはなかなか釣れないが、、、、。

 

 

 ラスパティーンはたまたま試したジグですから。これよりもよく釣れるルアーがまだまだたくさんあることでしょう。

私の例を紹介したまでで、読者の皆さんが興味を持ったら、いろんなものを試してください。

釣りで最も大切なのは「こうやったら釣れるかもしれない。」とワクワクしながら試すことです。

餌釣りじゃないんですから、「絶対」はありません。

ちなみに暗いうちならMTレイクスの23gも釣れました。曇天や雨の時も同じことが言えます。

またワカサギの群れについている魚はルアーは何でも食いました。

 

私は一度おそらく巨大レイクであろう魚をヒットさせ、PE1,2号で、リーダーフロロ4号を切られたことがあります。ラスパティーン30gでした。

その魚がどんなサイズだったのか、想像したらドキドキしますが、いつかキャッチしてみたいと思っています。

 

中禅寺湖はこれからも人気上昇することと思います。

しかしながら

岸からのルアー、フライ、ボートからのキャスティング、ジギング、トローリングと、あらゆる手段で釣れる魚です。

人が増えれば魚も賢くなりますが手を替え品を替え、いかに擬似餌に食いつかせるのかが楽しみです。

ラズパティーンを使う人が増えて魚は慣れてしまったら、私たちもまた別の手段を考えます。

レイクトラウト は成魚放流の放流マスではなく、すべて自然繁殖による野生魚です。

そういうマスが繁殖する中禅寺湖は素晴らしい湖です。

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夫婦でのんびりジギング。妻はこの日ベイトタックルを初めて使い8尾ゲット!

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朝焼けの男体山をバックに。スタートの午前4時〜朝◯◯時だけは誰でも釣れるヒットチャンス。そして突然当たりがなくなることも。

 

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2020年9月23日 (水)

日本記録・世界記録の申請の仕方

 

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このページでは、IGFA(国際ゲームフィッシュ協会)やJGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)に世界記録や日本記録を申請する要領をお伝えします。

I G F Aは釣魚文化の継承、釣魚の保護、釣魚環境の保護などについて活動していて、同時にI G F Aルールで釣り上げられた釣魚の世界記録を認定しています。言うなれば釣りのギネスのようなものです。


JGFAはその日本の姉妹団体で、日本国内においてI G F Aルールで釣られた釣魚の日本記録認定や、メンバーが釣り上げた魚の世界記録申請のお手伝いもしてくれます。

まずは日本国内で釣られた魚を日本記録に申請するにはどんなことが必要なのかを説明します。(その魚がそのまま世界記録になることもあります)

記録には2つの分野があり、コンベンショナルタックル(リールを使った通常のルアーや投げ釣り、餌釣り、船釣り、トローリングなど)とフライタックルがあります。リールを使わない延べ竿の釣りでは記録申請できません。

 

動画はこちら

 

 

⚫️必要な3つのポイント


1、 釣り記録を残す
釣った魚の写真、アングラーと使用したタックルが写っている写真が必要です。もし可能ならこんな風に釣りましたというファイトの写真や風景も添付してください。

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3kgテスト(6ポンド)で釣れた5.65kg のキハダ。


2、 魚の重さがわかる写真を撮る
釣った魚を秤にかけ、その魚と、秤の数値が読める写真が必要です。測る場所は、陸上あるいは地面と固定された場所で撮影しなくてはなりません。浮き桟橋やボートの上ではなく、固定された桟橋や地面(港などならコンクリート)あるいは浅瀬に立ち込んだ場所で撮ることが重要です。
ただしジュニアワールドレコードはボート上でも構いません。

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3、 仕掛けの提出 
魚を釣った仕掛けは釣り上げたらすぐに抜き取り段ボールの厚紙などに巻いてキープしてください。ハリ、リーダー、ダブルラインなど仕掛けの全てとクラスライン(ミチイト)を最低5m以上とっておいてください。
 これを使いましたという証明ですので、処分してしまったら申請はできず、記録を逃すことになります。

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⚫️釣る前に

 

皆さんはいつ記録魚をキャッチできるかどうか、わかりません。しかし釣れた時に申請するために準備が必要です。
IGFAルールブック(JGFAのホームページ、またはイヤーブックにも出ています)をよく読み、道具の規定、釣り方の規定などを把握しておくことが大切です。また狙っている魚の現在の記録サイズを知っておくことも重要です。


忘れてはならないのが釣りの法律(水産資源保護法など)や地域的なルール(県や漁協)、禁漁期、禁漁区でないことを調べておくべきです。知らないで釣りをしていて申請したら、審査で調べられて禁漁期間中だったということも稀にあります。その場合は失格になります。あるいは2020年のコロナ禍による外出自粛中のように、政府や都道府県の自粛要請中の釣りも受け入れられません。


 ラインクラス で狙う場合は、そのラインが規定の強度以下であることを確認しておくことです。多くのラインは表示強度よりも強いものです。予めJGFA でブレイクテストを受けるか、やや低めの数値のラインを使用することをお勧めします。
こちらの記事も参考にしてください。

・日本記録、世界記録を狙うためのラインの選び方

私たちの申請の中でもラインのスプールに記載してある数値を信用して魚を釣り申請したところ、オーバーテストしたことがあります。次の上のクラスになって記録成立すればまだいいのですが、上のクラスにさらに大きい魚がすでにあって失格になったことが何回もあります。

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この2.55kgのニジマスは女子1kgクラスティペットで申請したものの、1.02kgで切れてオーバーテスト。2kgクラスには4.19kgがあったため失格。我が家にとって幻の日本記録になった。

 

⚫️釣りの最中の注意

 魚がヒットしたら速やかにアングラー自らがロッドを取り、合わせを入れるなどしてファイトしなくてはなりません。以外の人がロッドを取ってアングラー に渡すとか、ファイト中にのされた(魚の力でロッドが倒れた)時に他人がロッドやリールに触ってはいけません。ファイト中に他人がドラグを調整してはいけません。
 またロッドホルダーに掛けたままリールを巻いてはいけません。しかしランディングの時に他人がギャフやネットを手伝う、リーダーを掴むなどの行為は許されます。
 ちなみに電動リールや、クッションゴム使用は対象外です。
 こういう釣りのルールはJGFA のホームページで日本語に翻訳されて出ています。

 多くの大型魚が上記の失格行為によって記録成立していないのも事実です。

 

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ネットやギャフを第三者が行うのはOK.しかし最後でのされた場合など、ロッドに触ったら失格。手伝うと一人で釣ったことにならない。

⚫️釣ったあと
 その魚を申請する場合、リリースするのか、キープするのかを瞬時に判断します。特にリリースする場合はスピードが必要です。
残念ながら沖釣りなどの場合で、魚が生簀に入らないほど大きい時でもボート上で測ることは許されていませんから、キープして港に持ち帰って測るしかありません。

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船上で魚の種類が分かりやすい写真を撮る。これはメバチ。

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魚を秤にかけて写真を撮る

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数値のクローズアップの写真があればなお良い

  釣った魚、その時使った道具の写真、測っている写真、測りの数値が読める写真を撮ります。追加としては全長、又長、胴回りを測っているものや魚種を判別する決め手になる部位の写真(スズキと、ヒラスズキがわかりやすいように下顎周辺の鱗の有無、ヒラマサとブリの違いを証明する上顎骨の写真など)や、マス類の場合は尾鰭が完全であることがわかる写真が必要です。
 又長を申請するレングスレコードの魚はボート上で測ることも許されていますが、この記録申請はリリースが前提です。I G F A規定のメジャーに乗せ、魚全体の写真、吻部のアップ、尾鰭周辺もアップの写真を撮ります。
使用する秤は1年以内に精度検査を受けたものか、あるいは申請と同時にその秤が正確であるかを証明するために一緒に提出し、精度証明を受ければ結構です。JGFAでは秤の検定もしてくれます。
 アナログ秤の場合は線と線の間にハリが来た場合は目分量ではなく、低い方を数値として読みます。

 

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これは6、54kg

 

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公証人、ウエイマスター(測った人)のサインをもらっておく。漁協の職員も協力してくれます。

 

⚫️仕掛けのキープ。

提出する仕掛けを取っておきましょう。
コンベンショナルタックルの場合は、ハリ、リーダー、ダブルラインの全てとそれにつながるクラスライン(ミチイト)を最低5m以上提出します。ルアーの場合はルアーを送らなくても写真やスケッチに残し、仕掛けがわかるようにしてルアーのアイからカットしたものを提出しても構いません。世界記録に同時申請する場合は10m提出します。
フライの場合は、フライからショックティペット(使用ならば)、クラスティペットなどリーダー全部をとっておいてください。フライラインとループトウループでつないでいる場合はそのループまで、直結の場合は、フライラインを1インチ(2、55cm)カットして提出します。

 提出した仕掛けは基本的に返却されませんが、JGFAは希望すれば着払いにて返送してくれます。

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ルアーは写真提出でもOK。

 

⚫️キャッチ&リリースについて

I G F A世界記録の半分ほどはキャッチ&リリースによって元の水に戻されています。
キャッチ&リリースをするためにはご自身で秤を常備し、釣ったらその場で素早く検量して逃してあげることです。
 最近推奨されるキャッチ&リリース申請の方法は、魚をネット(できればラバーネット)に入れたまま地面、または固定された桟橋の上などの上で(ボートから浅瀬に降りて測っても良い)、長さを測って写真を撮った後からリリースし、その後ネットのみの写真を撮ります。入れたままの重量からネットのみの重量を引いて魚の重さとして申請します。
水面から距離のある土手や、防波堤の上から釣る場合は生簀になるようなもの(いけすバッカンなど)を用意しておくといいでしょう。
 リリースの際には完全に回復したことを確認し、魚に敬意を評して逃しましょう。

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魚とネットを一緒に測り写真を撮る

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ネットだけ測って、差し引いて魚の重さを計算する。

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アングラーと魚が写っている写真

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タックルが写っている写真。マス類はヒレが野生魚のように尻尾が完璧である写真も。

 

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河原がない川や、磯、堤防から釣る場合は活かしバッカンを用意したい。

 

⚫️最後のステップ

 

以上のことを終えたら、いよいよ申請です。JGFA のホームページ、あるいはイヤーブックからコピーした申請書に書き込みます。釣り人、釣りの詳細データなどを書き込み、写真(魚と釣り人とタックル写真、計量写真)と使った仕掛け(上記参照)を同封してJGFA 事務局に送ります。

〒104−0032東京都中央区八丁堀2−22−8 日本フィッシング 会館4F NPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会宛 電話03−6280−3950

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JGFA事務局では毎月一回審査委員会を開催し、実際に使ったラインをブレイクテストし、識者立ち合いの元、釣魚の審査を行います。世界記録に相当する魚はIGFA事務局に書類が送られます。こちらの審査には3ヶ月〜9ヶ月かかる場合もあります。

無事審査を通過すれば、記録認定となり、認定証が発行され、記録リストに新たにあなたの釣果と名前が載るわけです。

申請に不備があっても直ちに失格ではなく、事務局からアドバイスがありますからご安心ください。事務局や審査委員会は皆さんの貴重な釣果を記録として公平に扱いたい意思が強いからです。

さあ、あなたもぜひレコードブレイクに挑戦してみてください。

釣った魚がたまたま日本記録、世界記録を超えていたという場合もありますが、

この魚のこのクラスなら狙えると準備していくこともできます。

IGFAルールは難しくありません。魚と人がフェアに戦うようにしてあるものです。簡単に言えば、手伝って貰わずに一人で釣り上げるということです。

 

⚫️JGFAへ入会のお勧め  入会案内

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シイラ13、25kg (女子8kgクラスの日本記録)は相模湾で釣れた。

 

さあ、これから記録狙いにチャレンジしてみようという方。いきなり世界記録ではなく、まずは日本記録からとお考えになるのが普通でしょう。

是非JGFAに入会して、ルールなどを熟知し、魚への敬意をもって挑戦を始めませんか?

挑戦しなくてもある日突然大物が釣れたら、「わあ、大きい」と驚くだけでなく、記録更新の魚だったら是非申請してください。

 

日本記録に関して、ラインクラス はあらかじめJGFAの会員になり、自分の名前を登録しておく必要があります。

オールタックル(60kgクラスまでのライン使用)は手数料をお支払いいただき、どなたでも申請できます。

世界記録は手数料を払えばどなたでも申請できます。(JGFA会員は無料かつ手続きの代行をしてくれます。)

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ソウギョの日本記録認定証と、メーターオーバークラブの登録証。

 

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日本記録がそのまま世界記録になることもあります。

自分の釣った魚が世界一ですよ。夢がありますよね。

JGFA入会案内

動画はこちら

 

 

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2018年3月12日 (月)

日本記録、世界記録を狙うためのラインの選び方

釣りにもギネス同様、記録を認定する団体があります。

 

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2017年12月12日 (火)

ラバーネット

魚類保護を訴える訳ではありません。しかし、、、。

 

 

 

 

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これは19型のラバーネットですくった73cmレイクトラウト。


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